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オーリスタットと相性の悪いアレルギー

体重を気にする女性

オーリスタットと相性の悪いアレルギーには、熱帯性スプルー症やウィップル病、慢性吸収不良症候群などがあります。
慢性吸収不良症候群は、特に経口摂取した脂肪の消化吸収が阻害される症候であり、原発性吸収不良症候群と膵癌や胆癌などによる消化酵素分泌障害に起因する続発性吸収不良症候群があり、原発性吸収不良症候群はグルテン腸症や熱帯性スプルー症、腸酵素欠乏症があります。

熱帯性スプルー症は、大腸菌群の毒素産生株による小腸の慢性感染に起因すると疑われているが、発症原因は解明されていない後天性の疾患です。
熱帯性スプルー症は、初期症状として発熱や倦怠感を伴う急性下痢症状が発現し、慢性期には軽度下痢や腹部痙攣、脂肪便が見られ、最終的に葉酸吸収不良やビタミンB12の欠乏症による巨赤芽球性貧血が発症します。
熱帯性スプルー症患者のオーリスタット服用は、下痢や脂肪便の頻度、栄養素の欠乏症などの症状を悪化させるので禁忌とされています。

ウィップル病は、腸性脂肪異栄養や突発性脂肪性下痢症とも呼ばれ、トロフェリマ・ウィッペリ細菌への感染が発症原因です。
ウィップル病は、脳や心臓、肺、目など広範囲に影響を及ぼす危険な疾患であり、消化器系に影響を及ぼす比較的まれな疾病です。
ウィップル病は、小腸の栄養を吸収する絨毛を次第に肥厚させ損傷する為、栄養の吸収が妨げられ小腸で作用するオーリスタットとは相性が悪い疾患と言えます。

オーリスタットは、膵液や胃液などの消化液に含まれる消化酵素リパーゼに直接作用する事で人為的に消化不良及び吸収不良を引き起こすので、オーリスタットを服用する以前より消化不良や吸収不良を起こしている患者の服用は危険とされています。

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